大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

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■修練レポ■ 第39回高槻市民少林寺拳法大会お疲れ様!

Posted on 2022年12月01日
第39回高槻市民少林寺拳法大会1 第39回高槻市民少林寺拳法大会2 第39回高槻市民少林寺拳法大会3

昨日の夜ぐらいから急に冷え込んできて、そろそろ秋も終わり冬になるのかなぁと言う気候になってきましたねぇ。

さて、秋深まる11/27(日)に三年ぶりに高槻市民少林寺拳法大会が開催されました!

昨年は演武会という形で、採点を行わない演武を披露するイベントはありましたが、今年はちゃんとした大会として実施することが出来ました。

 

大会当日は他団体の大会とかぶりまくりで、朝8時半の段階ですでに駐車場が満車(゜ω゜;)

僕は大会に必要な荷物が多かったので、このまま駐車場が空くまで待っているわけにもいかず、一旦会社に戻ってタクシーを呼んで、再度体育館に向かうって言う慌ただしいスタートとなりました。

他のスタッフの方も駐車場が止められず、一旦家に戻って自転車で出直してきた方もいたようで、参加拳士のご家族の皆さんも当日は体育館に入るのも大変だったんじゃないでしょうか(*_*)

 

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第39回高槻市民少林寺拳法大会4 第39回高槻市民少林寺拳法大会5 第39回高槻市民少林寺拳法大会6
第39回高槻市民少林寺拳法大会7 第39回高槻市民少林寺拳法大会8 第39回高槻市民少林寺拳法大会9

 

去年は演武会をやったとは言え、まだ新型コロナウイルス感染拡大が続いており、今年ほどイベント開催に関する行動制限が緩くなかったこともあり、気合いは出さないとか、密集して練習を行う合同演練は行わないとか、色々と制約が多かったと思います。

今年はそういった制約はない中での大会開催となりましたが、実行委員長の坂元先生のスピーチの中にもあったように、二年間普段の練習の中でも気合いを出さない、距離を開けて練習するなどといった状況がずっと続いており、コロナ禍の中で入門した拳士は「気合いって何?」というところから覚えてもらう必要がありました。

そういった状況にもかかわらず、いざ大会を始めて見ると、マスクをつけて息苦しい中でも、出場拳士はみんな大きな気合いを出して、三年前よりももっと元気な演武を披露してくれました(^o^)

 

うちの道場の中でも、大会に向けて気合いを出して頑張ってみようか、ということを決めたのは11月に入ってからで、それまではひたすら気合い無しでの練習を続けていました。

気合いを出しての練習を始めた当初は、気合いの出し方を知らない白・黄帯拳士などは、突き蹴りに遅れて気合いを出したり、気合いを出すタイミングがちぐはぐだったり、そもそも大会に初めて出場する拳士は、演武の途中で話し始めたり、キョロキョロと違うところ見てはいけないということもよく分かっていなかったりしました。

組演武の練習の時でも、気合いを出して気迫を持って取り組みをするという経験がない拳士が多いので、運歩を全く行わずその場で手足を出して演武を続ける、といった感じの演武も大変多く見られました。

二年間のコロナ禍は、当たり前だった少林寺拳法の練習のあり方を一変させたのを、改めて痛感しました(-ω-;)

 

それでも大会が近づくにつれ、ちょっとずつでも「演武とは何か?」というのを理解してくれる拳士が増え、団体演武の練習が終わる頃には、自然と組演武でも声を出し、運歩を使い、自分たちなりに頑張って動ける演武にチャレンジしてくれるようになりました(^^)

この先の修練は、よほどのことがない限り、感染症対策はしながらもコロナ前の練習に戻った練習を継続していけば、あらゆる事を柔軟に受け入れてくれる子供達なので、今以上に少林寺拳法らしい拳士の姿を取り戻してくれると思います(^_-)-☆

 

大会の練習間、出場する拳士達には、「少林寺拳法の大会は、1位を目指したり、メダルを取ることに意味があるわけではない」という話を繰り返し伝えてきました。

僕自身、どんな大きな大会であったとしても、拳士が入賞したりメダルを取ったことそのものを褒めることはしません。

僕が褒めるのは、大会直前まで一生懸命努力を重ね、大会の練習が始まる前よりも自分の中で成長したと感じながら練習に励んでいる事そのものを褒めるようにしています。

 

成長の度合い、成長するところは、人によって異なりますよね。

 

ある拳士は突き蹴りが遅かったのが早くなった

ある拳士はほとんど運歩を使わなかったのが動くようになった

ある拳士は演武の構成を覚えられなかったのを、なんとか覚えて頑張れるようになった

 

全部成長ですよね。

それが出来る拳士には「そんなこと出来て当たり前」と思うかも知れませんが、それぞれの拳士にとってみれば、「出来なかったことが出来るようになった」ことが成長であって、そこは褒めてあげるべきところだと、僕は思います(^^)

こういったそれぞれの拳士の成長の先に大会での結果があるわけですが、その成長がたまたま良い結果になればメダルをもらえたりするかも知れませんが、メダルを取ったことを褒めるのと、成長を褒めるのは全く違う事だと僕は思います。

 

大会で入賞したりメダルを取った拳士からしてみれば、成績が良かったのに褒めてもくれないのは冷たい先生に思えるかも知れませんが、何年か僕の話を聞き続けているうちに、徐々に話している意味を理解してくれるようになるのか、大会に出場することそのものに意欲を出して取り組んでくれるようになりますね(^o^)

 

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第39回高槻市民少林寺拳法大会10 第39回高槻市民少林寺拳法大会11 第39回高槻市民少林寺拳法大会12

今年の市民大会は一般の拳士は競技を行わず、発表の部での演武披露となりました。

発表の部では採点をおこなわないので、わざわざ「1位を取ったりメダルを取ることが目的ではない」なんていう話をする必要はありませんが、普段学校や仕事が忙しい中、道場に通って大会で演武を発表するというのは、かなり大変なことだと思います。

それでも中学生は中学生達なりに、社会人は社会人なりに自分たちの出来ることに精一杯頑張って、当日は道場で見なかった様な大きな気合い、激しい動きで演武を披露してくれたのは感心しました(・・)(。。)

大会が終わった後にも、「もっと良い演武をしたかった!もう一回頑張ってみたい!」と言ってくれた一般拳士がいたことは、とても嬉しく思いました(^^)

 

三年ぶりの高槻市民少林寺拳法大会ではありましたが、なんとか無事終わることが出来て本当に良かったです。

来年もコロナ禍は続いているかも知れませんが、今年以上に少林寺拳法の拳士らしい姿を皆さんの前で披露できるように、これから一年新しい目標を見つけて、皆さん頑張って取り組んでいってもらえればと思います(-人-)合掌

 

とりあえず直近の次のイベントは、12/4(日)の少林寺拳法教室で、会場は総合スポーツセンター体育館です!

稽古納めは12/23(金)で、年明けの稽古始めは1/6(金)、入門式および新春法会は1/8(日)か1/22(日)に執り行う予定なので、皆さん予定を開けて準備しておいてくださいねっ(=゚ω゚)ノ

 

(北野)