大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

◇このコンテンツは少林寺拳法グループ関連団体についてのコンテンツです

■修練レポ■ 2019年2月度 少林寺拳法教室お疲れ様!

Posted on 2019年02月04日
2019年2月度 少林寺拳法教室1 2019年2月度 少林寺拳法教室2 2019年2月度 少林寺拳法教室3
2019年2月度 少林寺拳法教室4 2019年2月度 少林寺拳法教室5 2019年2月度 少林寺拳法教室6

 

少林寺拳法の道院を運営していると、拳士の保護者の方々から、今時の小学校事情、みたいなお話をお伺いする機会も多いんですが、最近の小学生は、昔のように家庭環境が複雑だから荒れているというような感じでもなく、ごくごく普通の家庭の子で、勉強もそこそこ出来るのに、学校でストレス発散をするために荒れている子が多いという話をちょくちょく聞くことがあるんですね。

同じ小学校での話を色々な方から聞くだけでなく、地域が全然違う小学校での話でも、似たような事例があるようなので、最近の子供達は昔以上にストレスを感じやすい環境もあるのかなぁとも思いますね。

 

子供が荒れると、その周りにいる子達も一緒になって荒れ始めたり、荒れている子達のグループが、また別のグループの子達にちょっかいを出したりするので、お互いがお互いに警戒し合うという悪循環。

子供同士が警戒し合うという生活が長く続いてくると、近くを通るのですら気をつかう状況にもなっているようで、荒れている子達のグループとは全く関係ない子供達も、いつ自分が標的になるか分からない、というしんどさもあるそうな(^_^;

話だけ聞いていると、昔のドラマのスクールウォーズで描かれているような学校生活だなぁとも思いますし、「身を守る」ということの意味を改めて考えさせられますね(-ω-;)うーむ

一番良いのは腕力に頼らずに「身を守る」事が出来るのが一番良いわけですが、少年部の拳士の中には、学校でガチで殴り合いの喧嘩している同級生を見かけたりしているようなので、子供達だけでなく、保護者の方達も、自分の子供の身をどうやって守ればいいんだろう、と頭を悩ましているそうですね( ̄▽ ̄;)

 

少林寺拳法は、人づくりのための行、と言っているように、頼りになる自分をつくる、その上で人の役に立てる人間になる、というのを目的に活動しているわけですが、技術そのものは、降りかかる火の粉を自分で払えるようになる必要がある、と説いているので、自分を殴りに来た相手にただ黙って殴られる訳にはいかないので、道場での修練の時も、かなり口を酸っぱくして、「顔や頭をたたかれるな」「背中を向けて逃げまくるな」と指導します。

スポーツとして、ルールの上に乗っかって、ポイントたくさん取った方が勝ち、という世界ではないので、ある意味技術的なところでは、実際に殴られそうになったら、このように対処するんだぞ、とか、よそ見していたら相手に好き放題されるぞ、とかいう、ルールのない世界で怪我をしないためにどうするのか、を教えるわけですね。

 

白帯・黄帯ぐらいだと、まだまだぼーっとしている子らも多いので、ひょいと頭に手を振ってみると、何もせずにコツンと叩かれたりしていますが、緑から茶帯ぐらいになってくると、僕が適当に頭や体に手を出したところで、パッと受けるなり避けるなりするんですよね。

彼らは特に意識せずに自然とそれをやってみせてくれるので、日頃の反復修練や科目表に則って、様々な攻撃パターンに合わせていかに受ける・避けるかを学んでいる成果なんだと思います(・・)(。。)

黒帯ぐらいになってくると、普段の修練でそこそこ無茶ぶりされる乱捕りやなんやをやらされるので、少々小学校で同級生が暴れていても、まぁ、あ、これスキだらけやん、と冷静に見ることが出来るようです。

相手も空手や柔道、ボクシングなどの、格闘技術の手ほどきをうけて受けていれば別ですが、何の格闘技経験もない子が暴れているのは、何年も少林寺拳法の修練を積んだ子から見れば、無駄が多い動きをしているのはよく分かるわけですね。

暴れている相手を冷静に見ることが出来るのが、「自分の身を守る」ということの一番大切な事なので、少林寺拳法の修練が、そういった技術の裏付けのある心の余裕を身につけるのに役立っていれば、時間を掛けて修練に通い続ける意味はあるんじゃないかと思います(・・)(。。)

 

さて、記事の前置きが長くなったので、本日の本題にはいります(=゚ω゚)ノ

今日の本題は、昨日開催されました高槻市少林寺拳法連盟が主催する少林寺拳法教室のご報告になります。

 

昨日はまだこの所の寒さに比べると、比較的穏やかな気候で、少林寺拳法教室が開催される時間はまだ雨も降っておらず、参加しやすい一日だったと思います(^^)

昨日の少林寺拳法教室は、高槻富田スポーツ少年団の大野先生が担当をされたこともあり、高槻富田スポーツ少年団の拳士がたくさん参加してくれていました。

大阪高槻道院からもいつもの積極的なメンバーが参加してくれたので、昨日は二つの道場の合同修練みたいな感じでとても良かったと思います(^o^)

 

教室の途中で大車輪の練習をするかどうか、という大野先生のお言葉があったので、僕からも強く「大車輪、やってください!(=゚ω゚)ノ」とリクエストしました(笑)

あんまりにもうちの娘が大車輪が出来ないもので( ̄▽ ̄;)

娘は最終的には少林寺拳法教室が終わってからも、僕とマンツーマンで延々と大車輪の修練をしましたが、なかなか難しいですね、怖がっている子に大車輪を教えるのは(-ω-;)うーん

 

2019年2月度 少林寺拳法教室7 2019年2月度 少林寺拳法教室8

 

少林寺拳法教室の後ろの方では、同時開催で昇級試験が実施されていました。

茶帯さん達の試験だったので、結構念入りに試験をしてもらっていた感じでしたね(^^)

 

そのほかでは一般の拳士が、四段の修練なんかもやっていて、大人も子供も熱心に取り組んでいた一日だったと思います(・・)(。。)

 

(北野)