大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

新入学&学年には少林寺拳法はオススメです!

Posted on 2014年04月08日

最近、というか去年もですが、結構年度の切り替わり目前後になると、「少林寺拳法を習わせたいと思うのですが…」というお問い合わせが増えてくる。

 

■小さなお子様に少林寺拳法を習わせるメリット■

少林寺拳法といえば「武道」のイメージが強いと思うんですが、武道本来の性質から見てみれば、空手であれ柔道であれ剣道であれ、幼稚園や小学校低学年の子にやらせて、それぞれの武道の持つ技術を大人並みに習得できるという事はないと思うんです。

だけれども、武道は単なる「技術を教える場」ではなくて、武道の持つ精神性や道場内での雰囲気に触れさせることで、小さなお子様であっても、非常に大きな影響を受けながら育つ、という心の教育に大変役に立つと思います(^o^)

 

んじゃあ、数ある武道の中であえて何故少林寺拳法がいいかといえば、少林寺拳法は「技術」の前に、心の教育を目的とした「教え」があります。

何の教えだよ、といえば、わかりやすく言えば、「負けない心を持つ」「友達と共に成長する」ということ。

スポーツ競技にも「負けない心を持つ」という精神性はありますが、それは「勝負に勝つ」と言うことと直結したものになります。

少林寺拳法の言う「負けない心とは」、「くじけない自分、あきらめない自分」を作ると言うこと。

どんな困難にでも勇気を持って立ち向かっていく自分をつくる。

その上で、「友達を大切にする」「自分だけが一番ではないと言うことを理解する」。

 

少林寺拳法の最大の目的は、「心と体の両方が強く、人に優しい人間をつくり、平和な世の中をみんなの力でつくること」です。

 

新入学や新学年になると、新しい人との出会いも増え、すぐにお友達を作れる子もいれば、内気でなかなか前に出れない子もいますよね。

新しい人間関係を上手く築くコツは、出来るだけ沢山の人と自分から触れあうこと。

 

少林寺拳法の道場には、少年部であれば小学一年生から六年生までが沢山在籍しており、同じ年の子とだけずっと一緒に修練する、ということはない仕組みになっています。

高学年の子は低学年の子の手を実際にとって一緒に修練する。

先生は技術の基本は教えるけれども、実際の上達は子供達の自主性に任せる。

 

子供達が自分たちの手でお互いがお互いに手を取り、会話をしながら繰り返し修練を続けていくので、一ヶ月もすればあっという間に年齢を超えて、みんな友達になる。

不思議なことに、少林寺拳法を半年も続けると、自分の道場とは違う別の少林寺拳法の道場の子供拳士と修練をしても、ずっと一緒に修練している相手だったかのように、いきなり仲良く修練が出来たりする。

 

たぶんそれは、日頃から「相手のことを考えながら一緒に修練する」というのを繰り返しているのと、少林寺拳法は日本だけでなく世界でも、分裂の無い一つの団体で、技術についても「共通化された教育システム」があるということ。

この「共通化された教育システム」といのが非常に重要で、自分の道場であっても隣町の道場であっても、「少林寺拳法」の技術の指導内容は全く同じです。

空手や柔道になると、先生個人個人の技量や考え方で、ずいぶん技術に違いが出てくるので、どうしてもよその道場同士で修練をすると、その違いに戸惑うことになりますが、少林寺拳法は「技術科目表」という指導要綱に乗っ取って、全世界共通の内容で指導が行われます。

なので、上に書いたようによその道場の子と修練をしても、すぐに仲良くなれる、という特徴があります(^o^)

 

■少林寺拳法は心と体の両方を鍛える団体!■

色々書いてきましたが、少林寺拳法は「心」と「体」の両方を鍛え、世の中に役に立つ人間になるのが目的の団体です。

 

少林寺拳法は、相手に勝つ事を目的にする競技優先の団体ではなく、まず自分に克つことを目的とした団体です。

 

少林寺拳法は、自分一人で修練をするのではなく、常に二人一組で修練を行い、相手の為に自分がいるんだという思いをもって修練を行います。

 

少林寺拳法は、生涯現役で続けることが出来る、「教え」「技法」「教育システム」の三つを持った団体です。

 

少林寺拳法は、どんな人見知りの子でも、長く続けていくうちに、必ず他人と仲良くなる「仕組み」を持っています。

 

サッカーもいい、水泳もいい、空手もいい、柔道もいい、でも、少林寺拳法にはこれらの団体にはないもっと素晴らしいものがあるので、新入学・新学年になるお子様をお持ちのご家族の方は、是非一度お近くの道場に足を運んで、少林寺拳法を体験してみて下さい(^o^)

 

(北野)