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元傭兵のテレンス・リーの行動に学ぼう

2009年12月14日 10:55 | | トラックバック(0)

映画 「黒帯」

先週の話になるんですが、 「元傭兵のテレンス・リーさん、殴られ重傷」というニュースが流れた。

テレンス・リーって誰だよ、っていう話になると、海外で傭兵として活躍して、空手3段・柔道初段・剣道初段・合気道2段 の合わせて7段の武道・格闘技のプロ、傭兵引退後は危機管理コーディネーターとして日本のテレビで活躍している人物。


僕はこのテレンス・リーって人はサンジャポに出ているのを何回か見ただけなんですが、テレビでは「危機管理とは~」云々の話で、確かにそれなりに重要な話をしていたようには思えた。

その危機管理のプロを自負している武道合わせて7段の人物が、道ばたですれ違った酔っぱらいに殴られて、右目が陥没骨折する重傷を負った、というのが今回の事件だ。

その後出てきた情報によると、テレンス・リーはまずは場所を変えて酔っぱらいの相手をしたのだけど、一方的に殴られて、本人は一切手をださなかったらしい。このことについて、本人が今日コメントを発表したのですが、

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テレンスは「路上で因縁をつけられ、抵抗せずに相手が納得するまで殴らせた」と当時の状況を説明し、「普通の人なら死んでる。私だから耐えられた」と肉体の強靭さをアピール?した。

 かつて自らの著書で「街でからまれたらプライドを捨てて逃げていただきたい」と書いていたことを指摘されると、「現場に犬がつながれていて、その犬が怯えていたのでかばった」と弁明した。

<サンケイスポーツ>
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と、ある。

正直、「抵抗して相手を怪我させたらいけないから、堪え忍んだ」みたいな反論は、危機管理のプロを自負していて、武道合わせて7段の人物がいう言葉ではないんじゃないかと思う。

本人が著作で言っているように、「街で絡まれたら、まず逃げる」ということを実行していれば、相手を怪我をさせることもなければ、自分が怪我をすることもなかっただろう。


少林寺拳法の拳士も、今回の事件はよーーーく知っておいた方がいいと思う。

力愛不二の教えをふまえて、実際にこゆ場面に遭遇したときに、「社会的立場があるから手を出さない」というのが正しいのか、「殴ってでもわからせる必要がある時もある」というのが正しいのか、あるいは、テレンス・リーが著書で書いているような、「やばいときは逃げる」が正しいのか。

少林寺拳法を修行しているのであれば、一番大切なのは「そういう状況にならない」ということだし、次に大切なのはもしその状況になったときには、「自分が謝る」などの大人の対応をして、「殴られるような状況を作らない」というのが大切だと、僕は思う。


武道合わせてウン段、なんていうのは、


「正当防衛が認められなければ、ただの凶器」
「社会的対面を気にして使用できなければ、抜けない刀」



武道を修めるということは、自身の生き方を考えるということであり、技術の向上は自身の精神的な研鑽を積むための土台になることはあっても、今の世の中、抜いて振り回せるような刀ではないのだ。


本当に大切なことは、鍛え上げた刀を死ぬまで抜くことなく平和に過ごせることで、抜かなかった刀であったとしても、本物の名刀は本人の死後なお評価されるものだと、そう信じて修行していきたいものです(・・)(。。)


(北野)

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