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ジャンキー(麻薬中毒者)は見た目ではわからない

2010年3月10日 17:29 | | トラックバック(0)
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昨日発表されたニュースで、朝から散々報道されているのでご存じの方も多いとは思うんですが、 ロックバンド「JAYWALK」のボーカル、中村耕一が覚醒剤で逮捕された。

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【JAYWALK逮捕】深刻な芸能界の薬物汚染
2010.3.9 11:32 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100309/crm1003091134010-n1.htm

 またも芸能界から薬物汚染にかかわる容疑者がでた。路上で覚醒剤を所持していたとして、9日、警視庁麻布署に覚醒(かくせい)剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕されたのは、ロックバンド「JAYWALK」のボーカル、中村耕一容疑者(59)。「何も言えなくて...夏」などのヒット曲がある人気ボーカリストだが、近年、薬物事犯にかかわる逮捕者が芸能界から相次いでいる。

 平成21年だけでも、元俳優、押尾学被告=保護責任者遺棄致死罪などで公判中=が8月に合成麻薬MDMAの使用容疑で逮捕されたほか、元女優の酒井法子さん=有罪確定=が覚せい剤取締法違反容疑で、元「男闘呼組」のギタリストだった成田昭次さん=有罪確定=も大麻所持でそれぞれ逮捕された。

 元アイドルグループ「光GENJI」のメンバー、赤坂晃被告(36)が同年12月に覚せい剤所持で逮捕され、今月3日に初公判で懲役2年を求刑されたばかりだ。

 このほかにも、元タレントの小向美奈子さん、▽元「はっぴぃえんど」ギタリストの鈴木茂さん▽俳優、中村雅俊さんの長男、俊太さん-らが薬物をめぐり逮捕された。
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ここ最近の薬物による逮捕の話題と言えば、芸能人のニュースが多いのは、知名度と見せしめの意味もあるんだとは思うんですが、じゃあ一般人は逮捕されていないかと言えば、そんなことはないわけで、表に出てこない薬物に関する逮捕なんていうのはものすごい件数があるわけですよ。


■一般人はそんなたくさん薬物をつかっているのか?■

上の表題だと一般人がそこら中で使っているような感じにも取れるんですが、そういう事ではなくて、基本的にはごく普通の生活をしている限りにおいては、隣のおねーさんがスピード(覚醒剤)やってるなんてことは、まぁない。

ところが、薬物汚染というは地域性もあって、例えば、僕はNYに三年ほど仕事で居たことがあるわけですが、NYのドラッグ事情というのは、なんていうんだろう、中華料理の出前、ぐらいな感覚で普通にドラッグがデリバリーされる。

プッシャー(売人)は人目を気にせず堂々とマンションに入ってきて、買い主の部屋に入っては適当に丸めたドル紙幣を受け取ると、さっと立ち去る。

プッシャーも買い主もこなれたモンで、

「今日の出はどうだい?」
「まぁまぁかな。チョコ(大麻の樹脂)もあるけどいる?」

みたいな会話が、本当に軽く交わされる。

なんでこんな事情を知っているのかと言えば、NYで知り合った知人のマンションでうだうだしゃべっていたら、その部屋をルームシェアしている人物が、いわゆるジャンキー(薬物中毒者)だったからだ。


デリバリーではない場合でも、例えばNYのクラブなんかに行くと、地下がクローク(服を預かってくれる場所)になっていて、地上の一階二階部分がフロアになっているところが数多くある。

向こうのクラブは日本のクラブのように小さな箱ではないので、クロークの前もかなり広い。冬場にクラブに行くと、そのクローク前で普通に、


「X(エクスタシー。MDMA)あるよ」


と声をかけてくる。

NYに住んでいるとこんな感じでごくごく日常生活の中でドラッグのやりとりが行われ、それを使用する人がかなり身近に存在していたりする。

NYのすべての地域がそうだとはいわないけれども、音楽や芸術に関する地域については、突出して多いと言っても言いすぎではないなぁ。


■ジャンキーは、見た目は一般人■

じゃあ、ドラッグをやってる人たちが一見して、ああヤッてるね、とわかるかと言えばそうでもない。


そうでもないから、怖いのだ。



もちろん、同じジャンキー同士なら、見た瞬間にヤッてるのがわかるそうですが、ドラッグをやったことがない人には、やっぱ見分けがつかない。

強いてジャンキーかどうかを見た目で判断するなら、目

ヤッてる真っ最中の目は、ガラス玉のようにギョロッとしているし、笑っている表情も、こう、顔が引っ張られているというか、引きつっているわけではないんだけど、とにかく普通の笑みではない。

NYのクラブでこゆ連中を何人も見てきたので、日本のクラブでも同じような連中がいると、僕は一発でわかる。


ただ、リアルジャンキーを見たことがないと、普通の人はやっぱり見分けがつかないと思う。けれども、たとえ見た目では判断がつかなくても、生活環境とか生活リズムが明らかに人とズレてくるので、注意して観察していると見分けがつくようになる。


今朝の特ダネで、今回逮捕された中村耕一容疑者の所属する事務所の社長のインタビューが放送されたんですが、その中で、「とにかく遅刻するようになった」という言葉があった。

そう、まさにこの社長の言っているとおりで、スピード(覚醒剤)にハマっている人というのは、とにかくルーズになる。

自分で頼んだ宅配便が届いても、封も開けずに玄関に置きっぱなしにしていたり、冷蔵庫から出して食べたプリンの器や果物の食べかすを床に捨てて、そのまま何ヶ月経っても片付けようとしない。

食事もあまり取らなくても活動できてしまうし、周りが視界に入らなくなるぐらい何かに没頭するので、お風呂なんかにも何日も入らない。

スピードは「覚醒剤」というぐらいだから眠らないんだろう、ぐらいなイメージがあるかも知れないですが、それは少し違って、何日も起き続けるけれども、ある瞬間突然倒れこんでそのまま何十時間も寝続けることもある。

食事も、「あまり取らなくても」と書いているように、食べるときには食べるんです。


覚醒剤の中毒患者は、一般人の半分の食事の量と1/3の睡眠量で、一般人と同じように生活をする、と思ってもらえばわかりやすいかも知れない。

つまり、テレビでやたらと放送されているように、覚醒剤=廃人、みたいな生活になる前に、かなりの年月、一般人と何一つ変わらぬ生活を続けることが出来てしまうところに、本当の恐ろしさがある。


■身近に近寄る甘い罠■

冒頭で「隣のおねーさんがスピード(覚醒剤)やってるなんてことは、まぁない。」と書いたけれども、それは「見た目にはわからないジャンキー」達の存在を見抜くことが出来ないので気がつかない、というだけの話で、いないとは言い切れないのが今の世の中。


大阪でも、今里の方でイラン人が自転車でデリバリしてまわっていたのを買っていた人たちが逮捕されました。

東京でも、閑静な住宅街で同じくイラン人からスピードを買っていた主婦達が逮捕されました。


少林寺拳法でも、一昨年ぐらいから、麻薬撲滅運動に組織をあげて取り組んでいます。特に少林寺拳法 大阪府連盟がこの撲滅運動の先駆けであったというものあって、大阪武専・道院長会議などで特にこの活動について話し合いが行われています。

僕はこの活動の中で、もう一歩踏み込んで欲しいと思うのは、今まで同じように、「絶対ダメ!麻薬は人間をつぶします!」というスローガンを掲げるだけではなくて、


・何故ドラッグに手を出すのか
・実際に手を出している人たちはどのような生活をしているのか
・何故やめられないのか



そういったことを、ただ警察が作成している冊子そのまんまに伝えるのではなくて、もっと踏み込んで、より具体的なリアルな実例をあげて啓蒙活動をしていったほうがより効果があるんじゃないかなぁと、思います(-人-)合掌


(北野)

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