大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

第26回 ブログとTwitterを連動させてみよう!

Posted on 2010年05月20日

昨日から大阪高槻道院のサイトとTwitterが連動するようになったので、今回の講座のテーマは「ブログとTwitterを連動させる」という事で書いてみようと思います(=゚ω゚)ノ

第24回で「記事を書いたらお知らせしよう!」ということで、記事は書きっぱなしでお知らせをしなければ基本的には誰も読みに来ない、という事を書きましたよね。

第24回で取り上げたお知らせの方法は、pingを使った方法と、メーリングリストを使った方法について書きました。

どちらも道院側がアクションを起こして更新を通知するという事には変わりはないのですが、pingは機械相手に更新を通知して、メーリングリストは直接知っている人に限定して通知する、という内容でした。

これはこれで十分だとは思うのですが、もっと不特定多数に積極的に記事を書いたことをお知らせするには、だいぶパワー不足な方法ではある。

そこで登場するのが「Twitter」というサービスですヽ(゜▽、゜)ノ♪

■Twitterって何よ?■

最近テレビやWebで「Twitter(ついったー)」という用語を目にする機会もあると思うんですが、これが何かというのをものすごく簡単に書けば、要するにショートメッセージを不特定多数の人につぶやく形で投稿することで、それを読んだ人からコメントをもらったり、あるいはそのつぶやきを色んな人に回 し読みしてもらう事で、コミュニケーションを取ろう!というサービスのこと。

つぶやくメッセージの文字数がとても少ないため、多くの情報を一度に載せることは出来ませんが、 例えば大阪高槻道院のサイトは、「最新のお知らせ」と「スタッフの独り言」が更新されると、道院に所属している拳士の皆さんに携帯メールやパソコンメー ル宛に更新通知が行くようになっています。

この更新通知をTwitterをやっているユーザーに一斉に送る、というようなイメージでいてもらえればOKです(=゚ω゚)ノ

メーリングリストで送る更新通知と違い、基本的には道院名とタイトル、本文の一部と記事へのリンクしかTwitter上には掲載されませんが、記事を投稿した瞬間にTwitterに投稿されるので、リアルタイムに情報を伝えることが出来ます。

Twitterには「フォローする/される」という機能があり、ブラウザーのブッ クマークやSNSのお友達リストの様な形でTwitterの中で大阪高槻道院のアカウントとつながることが出来ます。

そうすると、大阪高槻道院のアカウントをお気に入りのユーザーにした場合は、大阪高槻道院が記事を更新した瞬間、お友達リストに入れた相手にダイレクトに更新通知が送られるため、大阪高槻道院に所属している拳士でなくても、大阪高槻道院の記事の更新を知ることが出来ます。

要は、

1) 大阪高槻道院←Aさんがフォローする(お友達リストに入れる)
2) 大阪高槻道院が記事を書いて投稿する
3) 書いた記事の概要が、つぶやきとしてTwitterに流れる
4) Aさんの新着つぶやき一覧に大阪高槻道院のつぶやきが表示される


こんな感じで、広く浅く横のつながりで結ばれた人たちのところに、大阪高槻道院の新着記事のお知らせを流せるというわけです(=゚ω゚)ノ

Twitterがこれからどれくらい世の中に広まっていくか未知数ですが、結構利用しているユーザーが増えてきているという話もあるし、ソフトバンクモバイルが2010年度の夏モデルの機種には、標準でTwitterが利用できるアプリを全機種搭載したり、今流行のiPhoneにもTwitterを便利に使えるアプリがたくさんあったりして、これから注目されるサービスの一つであることは間違いないと思います(^。^)

■MovableTypeとTwitterを連動させる■

というわけで、今回のテーマの本題に入っていくわけですが、ブログシステムとTwitterは結構相性が良いのか、連動させるサービスをやっているところもたくさんあります。

大阪高槻道院のサイトシステムにはMovableTypeを使用しているわけですが、このMovableTypeのプラグインにとても簡単にTwitterと連動させるものがありますので紹介します(=゚ω゚)ノ

エムロジック放課後プロジェクト
https://labs.m-logic.jp/cat2/posttotwitter/
MovableType用PostToTwitterプラグイン v2.0.0 (2010/05/20現在)

MovableTypeとTwiiterを連動させるプラグインは上記のプラグインを組み込めばOK。導入方法は至って簡単で、ダウンロードして解凍したフォルダを、MovableTypeのプラグインフォルダにコピーするだけで使えるようになります。

PostToTwitterプラグイン v2.0.0を組み込んだ後は、MovableTypeの管理画面よりTwiiterのアカウントとパスワードを入力して保存すれば、あとは記事を書いて保存する度に、自動的にTwitterに新着記事のご案内が投稿されるようになります。

Twitterにどんな形で投稿するかについては、
PostToTwitterプラグイン v2.0.0に含まれるテンプレートファイルを書き換えることで、好きな形で投稿する事が出来ます。
大阪高槻道院のテンプレートはこんな感じになっています。

<mt:setvar name=”title_len” value=”140″ />
<mt:setvarblock name=”title”>■■ 少林寺拳法 大阪高槻道院 ■■ 『<mt:entrytitle />』 — <$MTEntryExcerpt encode_xml=”1″$></mt:setvarblock>
<mt:setvarblock name=”link”> – <mt:entryshortenedpermalink /></mt:setvarblock>
<mt:setvarblock name=”link_len”><mt:var name=”link” count_characters=”1″ /></mt:setvarblock>
<mt:setvar name=”title_len” op=”-” value=”$link_len” />
<mt:var name=”title” trim_to=”$title_len” /><mt:var name=”link” />

基本的にPostToTwitterプラグイン v2.0.0のマニュアルに書いてあるテンプレートそのまんまですが、それだけだと「サイト名・タイトル・リンク」の三つしか表示されないので、Twitterに投稿できる140文字をフルに活用しようと思い、マニュアルのテンプレートに「<$MTEntryExcerpt encode_xml=”1″$>」という記事の概要を表示する部分を書き加えました。

その他には「サイト名」のところが標準のままだと「財団法人少林寺拳法連盟 大阪高槻道院」と長ったらしいサイト名が挿入されてしまうので、ここは短く「■■ 少林寺拳法 大阪高槻道院 ■■」としました。

その後ろに記事のタイトルが表示されるのですが、そのままだと本文の概要と記事のタイトルがつながって見えてとても見にくいので、『 <mt:entrytitle />』というようにタイトル部分には『』を使い見やすくしました。

このテンプレートを使って実際にTwitterに投稿するとこんな感じで投稿されます。

■■ 少林寺拳法 大阪高槻道院 ■■ 『少年部の修練がはじまりました!』 — 少年部の会員が2名を超えましたので、今週から少年部の修練が始まりました! 少年部の修練時間は、 … – https://tinyurl.com/28su7n6

こんな感じで、記事を保存する度にTwitterに自動的に更新通知のつぶやきが書き込まれ、Twitterを読んでいる人たちの目に止まるようになっています(^。^)

■Twitterにつぶやくかどうかを、記事を投稿する度に決める■

で、ですよ。上に書いたPostToTwitterプラグイン v2.0.0を組み込むだけで自動的にTwitterに投稿するようになるので、ブログとTwiiterを連動させることはとても簡単なんですが、このままだとすべての新しい記事を書く度に問答無用にTwitterに投稿されてしまいます。

出来れば、記事を保存する前にこの記事はTwitterに投稿するかどうかを切り替えできると便利ですよね。それを可能にするのが、

PostToTwitterでpostするしないを記事毎に設定する
https://polestar.eek.jp/mt/blog/2009/11/posttotwitterpost.html

に書いてある方法になります。

詳しいことは上のリンクを読んでもらうのが一番なんですが、かいつまんで要約だけ書き出すと、

1)
MovableTypeでカスタムフィールドを追加する
2) 追加したカスタムフィールドを記事の編集画面に表示する

3) チェックボックスのオンオフでTwitterに投稿するかどうかを切り替える

という方法になります。

上の記事で注意しておいて欲しいところは、「インストールしてあるpost_to_twitter.plのpost_save_entryメソッドを開きます。」という部分。

どこに追加のプログラムを挿入すればいいか、ということですが、

&& $original && $original->status == MT::Entry::RELEASE();

my $user = $plugin->posttotwitter_username($blog_id)

の間に挿入すれば、一応正しく動作するのは確認しました。

この方法が本当に正しいのかどうかわかりませんので、post_to_twitter.plの改造は自己責任にてよろしくお願いしますm(__)m

■PostToTwitterプラグインを使うと文字化けするんですが…■

PostToTwitterプラグイン v2.0.0を使うと、Twitterに投稿する文章の日本語部分が文字化けする場合があります。

原因はMovableTypeとPostToTwitterプラグイン v2.0.0の文字コードが違うために起きる問題なのですが、Googleでこの問題の解決方法を調べて出てくる方法で解決出来る場合もありますが、大阪高槻道院の環境ではどの方法でも文字化けが解消しませんでした。

特に「■■ 少林寺拳法 大阪高槻道院 ■■」とテンプレートに日本語を使ったところが思いっきり文字化けしていたのですが、これを解決する方法として、秀丸エディタのように保存するファイルの文字コードの種類をUFT8で保存できるエディタを使い、テンプレートをUTF8で保存したファイルにすれば、文字化けは解消されました。

かなり技術的な話になっていますが、読みやすいブログ&Twitter連動をするためには避けて通れない道だと思いますので、もし文字化けをしたときには、テンプレートファイルの文字コードの種類もチェックしてみてください(=゚ω゚)ノ

■Twitterは未知数ですが…■

Twitterはまだまだ新しいサービスで、その効果のほどは未知数ですが、mixiのようなSNSが、ある時を境に急激に普及し今ではSNSの無い生活が考えられない時代になってきています。

それと同じようにもっと気軽に情報のやりとりが出来るTwitterが何かのきっかけで爆発的に普及する、あるいは次世代の携帯メールのような存在になる可能性がないとは言えません。

そういった意味で、今の段階からTwitterに慣れ親しんでおくことはとても重要だと思いますし、何より、道院のサイトの存在を「不特定多数」「少林寺拳法とは関係ない人」の目に触れる活動を続けていくことが、新しい拳士の確保につながる事は間違いないと思います。

先生方も日頃感じていることだとは思いますが、少林寺拳法は「書籍」がほとんどありません。卍からソーエンに変わったときに、それまで出ていた書籍を全部回収してしまったため、街の本屋で少林寺拳法の名前を見ることが全くなくなってしまいました。

つまり、少林寺拳法の普及の道が、各道院単位の小さな活動でしか広げようがない状況が長く続いており、これは非常に良くない状況だと思います。

少林寺拳法の知名度と存在を高めるためにも、新しい時代の広告媒体は積極的に取り入れて行くことが大切だと僕は思います。

次回は、<タイトル未定>です!

前回は、第25回 記事のタイトルは記事の「命」です! です!