大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 2012年5月分允可状授与

Posted on 2012年07月09日


2012年5月分允可状授与1 2012年5月分允可状授与2 2012年5月分允可状授与3

 

本山から無事帰ってきました(=゚ω゚)ノ

年二回は本山に出張してくるんですが、毎回全国各地の色々な拳士の方とお会いすることが出来、様々なことについて新しい発見もあり、大変勉強になります(^-^)

また本山で学んできたことは道院に還元していこうかと思っていますので、楽しみにしておいて下さい(-人-)

 

さて、本題。

少しご報告が遅れましたが、6/15日に五月に昇段試験を受け、無事合格しシンタロウの允可状授与式を執り行いました。

今回シンタロウが合格したのは准拳士・初段になります(^-^)

 

シンタロウは小学生の時に今の大阪摂津峡道院に入門し、先代の堀田先生の元、中学生まで修行を続け、一時休眠を経て、昨年大阪高槻道院の拳士として復帰しました。

まずは初段!という目標に到達し、今は次のステップに向けて今まで以上に稽古に励んでくれています(^o^)

 

少年部で入門し、小学生の間に初段までいける場合もありますが、多くの拳士は、小学生の途中から入門することが多く、小学生の間に初段に到達するのが難しかったりします。

そうなると、中学生になっても引き続き少林寺拳法の修行を続けていかなくてはいけないのですが、なかなかクラブだ学校だに追われ、黒帯を取ること無く、少林寺拳法から離れてしまうことも多い時代となっています。

 

シンタロウも大阪摂津峡道院の先生が引退したという特別な事情もあり、一時期少林寺拳法から離れていた時期もありましたが、大人になってからなお、もう一度少林寺拳法を続けたい!という熱い情熱があったからこそ、今回の准拳士・初段の合格にまで来ることが出来たんだと思います(^-^)

 

毎回入門式で言っていることですが、少林寺拳法で一番難しいのは、「続けること」です。

黒帯を取る!という目標が一番身近な目標だとは思うんですが、この黒帯を取るというのが、少年部の拳士からすると意外に高いハードルだったりします。

だからこそ、「諦めずに続ける」という本人の意欲と、「諦めないように応援し続ける」という保護者の方のサポートがないと、黒帯を取るというのは実現出来なかったりします。

 

一般部もその点は同じで、新科目表・新制度に変わってから、黒帯を取るのに最低でも二年はかかるようになりました。

高校生で入門すると、時期によっては受験の時期にかかってしまい、初段手前で休眠、という可能性も十分考えられる状況になりました。

社会人の二年となると、環境や思いが変わるのに十分な期間で、以前よりは黒帯を取るのが難しくなりました。

 

だからこそ、最初の目標が「黒帯を取る!」のであれば、それを取るまでは「諦めずに続ける」という強い意志を持たなくてはいけないですし、それと同時に初段が目前になってきたら、「黒帯を取るだけが目標で良いのか?」という事を考えなくてはいけないと思います。

 

少林寺拳法の修行は「生きている間、すべてが修行」です。

黒帯は一つの目標であっても、最終の目標であっては、少林寺拳法が単なるお習いごとになると思います。

 

是非、まずは黒帯、次は自分の成長、こういった風に資格と同じように、自分の目標もステップアップしていってもらえればと思います(^-^)

 

シンタロウ、准拳士・初段合格おめでとう!

 

(北野)