大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 卒業おめでとう! 2019

Posted on 2019年03月12日
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今年の花粉は例年の四倍! という天気予報が出ているようですが、もうね、花粉症持ちにはたまらんですね( ̄▽ ̄;)

右目は真っ赤っかになるわ、鼻づまりがひどすぎて頭は痛くなるわ、あんまりにも症状がキツイもんだから、普段飲んでるアレルギーのお薬も、期間限定でちょい強いヤツに変更して、なんとかしのいでますが、道院でも、少年も一般も花粉症に悩まされている拳士がおられるようで、修練中に鼻水をなんどもかみにいってる姿をみかけますね(笑)

さて、そんな時期ではあるんですが、気温の方は徐々に暖かくなってきていて、そろそろ春が来るのかなぁという日が続いていますね(^^)

 

春というのは、新しい出会いもありますが、その前に卒業という別れのシーズンでもありますね。

大阪高槻道院の少年拳士の中にも、今年六年生でこの三月で小学校を卒業する拳士が五名います。

毎年この時期になると、卒業生を含めた全員で記念写真を撮って、卒業生の子達にお配りするんですが、今年はなかなか全員そろう日がなくて、ほんんっとギリギリでなんとか全員そろった写真を撮ることが出来て、安心しました(^o^)

 

で、毎年小学校卒業と同時に少年部を卒業する拳士には、卒業の記念品を贈呈しているんですが、最近本部のオンラインショッピングで販売されているグッズが、むちゃくちゃ種類が減ってしまい、記念品として贈呈するにはどうなのかなぁ(^_^;という品物しか取り扱いがないので、今年から本部の公式グッズではない記念品を贈呈することにしました。

一枚目の写真がその記念品なんですが、今年からフォトフレーム付卓上時計にしました(=゚ω゚)ノ

このフォトフレームに全員そろった写真を入れて渡したかったので、二月からむっちゃ必死で写真撮ってきたんですね(笑)

フォトフレームは、卒業年度と団体名の入った銘板つきなので、飾って貰えれば、これほど目立つものはないかなぁと(* ̄∇ ̄)ふふふ

もっと大きな卓上時計もありましたが、あんまり大きいとかえって邪魔になって飾って貰えない可能性があるので、そこらへんは適度な大きさにしました。

今思えば、最初から本部公式グッズのブランケットとかを贈呈するよりも、こっちの方がよかったかなぁと思いましたが、まぁしょうがないですね(^_^;

 

さて、記念品の贈呈が終わった後は、卒業生の子達に向けての法話をしました。

話した内容は、入門式で話している事と同じ、「少林寺拳法で一番難しいのは続けること」というお話。

今回は「長く続けるとはどういう事なのか」という事が話の中心で、僕の代に変わってから百名近いの子供達が卒業し、そのまま少林寺拳法の修練を続けている子もいれば、やむなく途切れてしまった子達もいるという実例をお話ししました。

少林寺拳法を続けるのが難しいのは、昇段試験が通らないとか、技の習得が難しいとか、そゆ事とは全く違う次元の話で、「変わりゆく環境に順応しながら、自分の意思を強く持ち続けるのが難しい」ということ。

技術の習得や昇段試験なんていうのは、続けていれば誰でも必ず乗り越えられるものなので、そんなことが続けることを困難にする事はありませんが、自分のおかれている環境が変わったときに、どうしても続けるのが難しくなる時期が必ず来る、という事ですね。

 

それが小学校卒業したら来るのか、高校受験の前にくるのか、高校生になってから来るのか、大学受験前に来るのか、就職してから来るのか、結婚してから来るのか、子供が出来てから来るのか…

 

それは誰にもわかりませんし、ある人は小学校卒業間際で環境が変わってしまって、続けるのが困難になる子もいますし、僕みたいに高校受験の試験の前日でもフツーに道場に来ていたヤツもいます。

 

でも僕自身も、大学3回生の途中から環境が変わった事が理由で、5年ほど少林寺拳法から離れていた時期があるので、「環境が変わって続けるのが難しくなった」事に対して、とやかく言う気はないですね。

自分もそうだったんですから。

 

ただ、「いつかまた、環境がゆるされるのであれば、もう一度少林寺拳法の修練を再開したい!」という思いは持ち続けて欲しいと思うわけです。

 

小学生の間、何年も何年も、週二回休まずに通い続けて、茶帯や黒帯になったにも関わらず、中学生になって環境が変わったから、はいやめます、もう少林寺拳法をする事はありません、サヨナラ。みたいな、そんな気持ちにだけは、絶対になって欲しくないんですね。

何年も何年も努力して評価されたことを、環境が変わったからと言って、ポイっと捨ててしまうのは、努力してきた自分を否定すること以外何ものでもないわけですし、大人になってから、「小学時代なにやってた?」と聞かれて、「水泳」や「ピアノ」とかは答えても、「少林寺拳法」とは答えないような、そういう拳士には育って欲しくないな、と僕は思うわけです( ´・ω・)

 

環境が変わってやむなく途切れたとしても、それは環境がそうさせただけで、自分が少林寺拳法を捨てたわけじゃない、そんな気持ちで卒業してもらえれば、きっとまたいつか、少林寺拳法を再開する日もくると思います(^o^)

 

なんだか、まるで今回卒業する子達がみんな少林寺拳法をやめてしまうみたいな勢いで文章を書いていますが、そんなことはないですよ(笑)

ほとんどの子はそのまま一般に編入して、中学生になっても引き続き少林寺拳法の修練に励む強い意志を見せてくれているので、是非、中学生になっても続けるのだから、初段を取っていない子は、まずは本年度中に初段を、今初段の子達は、中学二年生の終わりまでに二段を取れるよう、頑張っていって貰えればと思います(-人-)合掌

 

(北野)