大阪で少林寺拳法 〜 金剛禅総本山少林寺 大阪高槻道院

■修練レポ■ 2022年10月度入門式&達磨祭

Posted on 2022年11月08日

ずいぶんと天気が良く涼しい日が続いて、秋深まるって感じになってきましたねぇ(^o^)

10月はスポーツの秋と言うことで地元の小学校は月の前半に運動会、うちの子の小学校は何故か月の後半の平日って言う変則的な運動会の開催日でしたが、どの日も天気に恵まれてよかったと思います(^^)

さて、毎年10月は金剛禅総本山少林寺の行事として達磨祭を執り行うんですが、大阪高槻道院でも10/17(月)に精勤賞授与式、入門式、達磨祭の行事を執り行いました。

 

■ 2022年 10月度入門式 ■

2022年10月度入門式1 2022年10月度入門式2 2022年10月度入門式3

今回入門式の対象となった拳士は少年部から1名、一般から1名の二名を予定していましたが、少年部の子は当日ご家族の体調が悪いということで欠席となり、2022年 10月度の入門式は一般の拳士一名での入門式となりました。

今回欠席になった子の入門式は、来年1月の新春法会で執り行えればと思います(^^)

 

今回の入門式は少年部の時間帯で執り行ったので、一般拳士の参加はほとんどいませんでしたが、その分入門者への法話は子供達にも分かるお話をしました。

といっても話している内容は基本的に毎回同じで、「少林寺拳法で一番難しい事は何か?」というテーマでしたが、やはり続けるという事をつきとおすためには、自分自身が強い気持ちを持って取り組みを続けないことには、なかなか達成できることでは無いと思います。

時にはどんなに少林寺拳法が好きであったとしても、そのとき置かれている環境が修練に参加することそのものを難しくする場合もありますよね。

それでも「いつかまた機会があればもう一度修練を再開したい」という強い気持ちは、環境がどんなに変化しても、持ち続けることは可能だと思います(^^)

実際こういった思いを何十年も胸に秘めて、そして数十年ぶりに復帰される方もおられます。

入門式の法話では「少林寺拳法を続ける事」についての法話なので、少林寺拳法を続けたいと思う強い信念についての話になりますが、これはなにも少林寺拳法の修練だけに限った話ではなくて、何かを成し遂げるためには、自分自身が強く実現を信じて行動する必要がありますよね。

これこそが自己確立の原点だと思います(^o^)

今回入門された一般拳士も、今は体を整え、健康な肉体を手に入れたいというところからスタートしていますが、いつか健康な体を手に入れたときに、同時に自分の心の中にも何かを成し遂げる強い意志を持った、本物の拳士に成長してもらえればと思います(-人-)合掌

 

■ 2022年 達磨祭 ■

 

2022年達磨祭1 2022年達磨祭2 2022年達磨祭3
2022年達磨祭4 2022年達磨祭5 2022年達磨祭6

 

入門式が終わったところ頃で、少年部の拳士で低学年子達は帰宅してもらい、残った高学年のこと後から参加した一般拳士を対象に、2022年度達磨祭を執り行いました(^^)

最近の少年部は高学年の子が少ないので、今回の達磨祭も門信徒の献香に少年部拳士も加わってもらいました。

なかなかこういった厳かな場で子供が前に出てくるという機会もないので、良い経験になったんじゃないでしょうか(^^)

献香一つとってみても、祭壇の前に行くまでの作法、祭壇の前での作法、献香の作法、終わってから席に戻るまでの作法と、礼儀正しく落ち着いて献香を行うために必要な動作がいくつもありますが、これら一連の流れは全く違う外部の表彰式などで表彰を受けるときも、同じ作法が応用出来るんですね。

 

少林寺拳法の修練は、技術の習得も大切な要素の一つですが、それ以上に日常生活において道院で学んだことを生かす事が大切だと思います。

合掌礼は道場の中で行う礼ですが、道場の外に出ても年上・年下関係なく挨拶をする、靴を揃えて家にあがる、丁寧な言葉遣いで他人と接する、すべてが人間としての品格に関わる行動に繋がっていることだと思います。

道院の中で「道場での心得」という法話をよくしますが、僕はこれは「人間としての品格を高めるために身につけるべき素養」だと毎回伝えています。

さらに道院の中では金剛禅らしい宗教的な法話もかなり良くします。

どれをとっても、全て「人間の品格とは」、という一貫したテーマにもとづいて話している内容なので、少林寺拳法=武道の一つ、として認識して道場に来られた方も、大阪高槻道院に入門して長く修練を続けていくと、明らかに単なる武道ではない事はよく分かるかと思います(^o^)

 

今回の達磨祭でも、もちろん祖師達磨大師についてのお話をしますが、達磨大師の人物像やエピソードについて話をするだけだと、そもそも金剛禅教団において「本尊が何故達磨大師でなくてはいけないのか?」という事が伝わらないですよね。

達磨大師が禅を中国に伝えたその理由、達磨禅そのものについてもある程度理解してもらう必要がありますので、今回の達磨祭でも参列した子供達にも分かるように、達磨禅のエッセンスについて法話でお話をしました(^^)

とはいえ、子供達は達磨大師の話よりは終わった後にもらえる御供えの方が気になっていたようなので、達磨大師のお話がだいたい済んだところで、今回の達磨祭の行事を閉会し、先日の大阪高槻道院設立50周年記念帰山の時に買って帰ってきた、少林寺拳法印のお土産を皆さんに配布して、この日の行事は終了となりました。

 

【参考】

 ■修練レポ■ 設立50周年記念帰山疲れ様でした!

 

■ 久々に一般の修練写真を載せてみる ■

一般の修練の様子1 一般の修練の様子2

今回はあまりあれこれ写真は撮っていないので枚数が少ないですが、達磨祭が終わったら一般拳士はいつも通り修練を行いました(^^)

これだけ広い施設であれば、一般拳士が20人ぐらい参加しても余裕なのはやっぱりいいですねぇ(^o^)

 

さて、次の行事は来年1月に新春法会を執り行います!

新春法会の開催場所は開催日が近づいてきたら、またご案内します(-人-)合掌

 

(北野)